【Baluko活用術】まるでホテルリネンの仕上がり。乾燥機利用のススメ

2022.06.23

じめじめとした雨の季節、洗濯において悩ましいのが、部屋干しとイヤなニオイ。ニオイの原因は菌の繁殖によるもので、時間の経過とともに増えていきます。そのため、部屋干しでも、家庭用のヒートポンプ乾燥機を使っても、時間をかけた分ニオイが増えてしまうのです。 

 

そんなときこそ活用したいのが、ガス乾燥機。約70度の温風で一気に乾かすことができ、菌の増殖を抑える効果も期待できるため、圧倒的に短い時間で清潔に乾燥することができます。Balukoの乾燥機を使えば、家庭用の乾燥機では実現できない大風量と大きなドラム内のタンブリング効果で、生地がやわらかくふっくらと仕上がります。

 

ガス乾燥機でしっかりと繊維の一本一本まで乾燥されたシーツやタオルは、シワが伸びて吸水性も良くなり、ホテルリネンのような心地よさを感じることができます。 

 

 

 

 


ダメージを防いで最高の仕上がりを 

 

乾燥機を使う時に気になる、衣類の縮みなどのダメージ。実は、ポイントをおさえることで上手に乾燥できることをご存じですか?今回は、安心して乾燥機を使いこなしていただけるポイントをご紹介します。 

 


3つのポイントに気をつけて 

 

乾燥機を使用する上で、意識しておきたいのが、以下の3つのポイント。それぞれ詳しく解説します。

① 低温乾燥でコットン衣類の縮み予防
② プリントTシャツは裏返しが鉄則
③乾燥機でもネットを活用

 

①低温乾燥でコットン衣類の縮み予防

 

 


綿やウールなどの天然素材には、水に濡れると伸び、乾燥すると収縮するという特徴があります。コットンシャツなど織物を使用した衣類は縮みが目立ちにくいですが、靴下やTシャツ、スウェットなど伸縮性のある編み(ニット)生地は、洗濯後に急激に乾燥させることで縮みやすくなります。特に注意が必要なのは、コットン100%のもの。ポリエステルなどの化学繊維が入った衣類は比較的縮みにくくなります。

 


コットン100%のTシャツや靴下を乾燥機にかける時のポイントは、ゆっくり乾かすこと。「低温乾燥」を使い、乾燥するまでの時間を延ばすことで、縮みを最小限に抑えることができます。

 

② プリントTシャツは裏返しが鉄則

 

 


一部の化学繊維やTシャツなどのプリントには、熱に弱いものがあります。熱によって、やわらかさが失われて固くなることがあり、ビニールやゴムのような手触りのものは乾燥機内で溶けてしまうことも。乾燥機を使用する際は、熱による変質の可能性を意識しておくことが大切です。

 


まず、高温を避けたい代表的な化学繊維は、「ナイロン」、「アクリル」、「ポリウレタン」、「ポリプロピレン」です。これらが含まれる衣類を乾燥機にかける際は「低温乾燥」で時間ごく短く設定すること。一般的に化学繊維は吸水性が低く乾きやすい性質のため、完全に乾かさずに乾燥機から取り出し、広げておくだけで比較的短い時間で乾かすことができます。

 


プリントTシャツは裏返してプリントを内側にし、低温乾燥させることでダメージを抑えることができます。ただし、大きく盛り上がるように施されたプリントなどは、ヒビ割れてしまったり徐々に劣化が進んでしまうこともあるため、お気に入りのプリントTシャツは乾燥機に入れるのをあきらめましょう。

 


③乾燥機でもネットを活用

 

 

乾燥機のドラムの中を覗いてみると、小さな穴が無数にあいているのがわかります。ここを風が通ることにより、効率的に乾燥することができる仕組みです。

 

ボタンやホックなどの装飾品の形状によっては、突起がこの穴に引っかかり、乾燥機の力に引っ張られることで裂けてしまうことがあります。また、ごく稀ではありますが、吸湿発熱繊維の下着などのような、薄くしなやかな素材が乾燥機の風とともにドラム内の穴に吸い込まれてしまうことがあるのです。

 


そういったトラブルを防ぐために有効なのが洗濯ネット。乾燥機の中で衣類同士が擦れて毛羽立ってしまったり、毛玉ができるのも防いでくれます。

 

乾燥機で使うネットは空気の流れを妨げないように、網目が荒く、サイズの大きいものがおすすめです。

 

 

 


乾燥機は途中でドアを開けてもOK

 

 


衣類のダメージを防ぐためには、素材ごとに分けて、適した乾燥時間や温度を選ぶのが一番ですが、実際に温度別にドラムに分けて使うのは大変。

 


そんな時には、乾燥中のドラムのドアを途中で開けることで乾燥時間をコントロールすることができます。乾燥しやすい化学繊維の衣類は、先に取り出すことでダメージを抑えることができます。さらに、ドラム内の衣類が少なくなることで全体に風が行き渡りやすくなり、結果として乾燥時間を短縮することも可能。ただし、ドラム内は高温になっているため、途中で開ける際にはやけどに十分注意してください。

 


実験 低温乾燥でどこまで縮みを防げる?

 

 


乾燥機の乾燥温度は「標準」または「高温」が70度、低温は50~55度。これは、ドラム内の温度ではなく排気の温度で計測し、設定した温度に達した時点で加熱をストップして温度をコントロールしています。

 


今回、乾燥温度によってどれぐらい縮みに変化があるのか、Baluko Laundry Place中野南台店で実際に試してみました。

 


結果は?

 

乾燥によって縮みか生じやすい、綿100%のTシャツと伸縮性の高い靴下を、同じ量の洗濯物とともに「低温乾燥」と「標準乾燥」の2つの温度設定に分けて乾燥し、洗濯後に吊り干しした結果と比較しました。

 

綿(オーガニックコットン)91%、ナイロン6%、ポリウレタン3%
右から新品、洗濯後に吊り干し、低温乾燥20分、標準乾燥20分

 

新品のものと比較すると一度洗濯したものはどれも一回りサイズが小さくなっていることがわかります。
乾燥機は熱を加えて急激に乾燥させるものの、タンブル効果で素材がほぐれ、やわらかな手触り。サイズを比較すると、写真の通り標準乾燥と比較して低温乾燥では縮みを抑えられ、家庭での洗濯後に吊り干しをしたものと近いサイズの仕上がりです。

 


縮ませたくない綿100%の衣類は低温乾燥ボタンを活用し、乾燥させすぎないことを意識すると上手に乾燥することができます。

 


お持ち込み乾燥で、もう雨の日はこわくない

 


雨が続く時期、部屋の中に洗濯物が干されていると気分まで晴れない。かと言って、自宅のヒートポンプ乾燥機では時間がかかって電気代も気になります。

こんな時のBaluko活用術が、お持ち込み乾燥。自宅で洗った洗濯物をBalukoでガス乾燥すれば大幅な時短に。家庭用の洗濯機1回分の洗濯物なら、Mサイズ(14kg)の乾燥機で約30分でしっかり乾燥できるのです。実は、Balukoのお客さまの約1/3が、このように乾燥機のみの利用で来店されています。

 

布団やシーツなどの大物洗いにしかコインランドリーを利用しないという方は、乾燥機を効果的に活用することで、毎日がもっとラクに、快適に変わるかもしれません。